MENU

おりものが黄色くなるのはどんな異常?その原因8つとその対策法

おりものが黄色くなる原因

 

クラミジア感染症

特徴:黄色、または黄緑に近い色になります。悪臭があり、量が増えるのが特徴です。粘度が増し、強い痒みや、排尿時に痛みを伴うこともあります。女性は痛みを感じないこともあり、放置されてしまいがちで、その場合、子宮頸管炎や 卵管炎、卵管周囲炎といった症状を引き起こすことがある他、場合によっては不妊症に繋がることもあるので要注意です。

 

原因:クラミジア・トラコマチスという細菌に感染したことから生じます。この菌は、偏性細胞内寄生体という非常に生命力の弱い菌で、宿主の細胞内でしか生存できません。そのため感染者との性交や粘膜の直接接触でしか感染せず、性感染症としても有名です。

 

対策:医療機関にて、日本性感染症学会が推奨するジスロマックという治療薬を処方してもらいます。また、「粘膜との直接接触」を避けることである程度予防もできます。接触の可能性のある粘膜は、目、鼻、口、生殖器、肛門などです。手などに精液等がついて、それが目や口に触れる事でも感染の恐れがあるので気を付けましょう。

 

 

カンジダ膣炎

特徴:おからのような白くぼそぼそしたものが出ます。外陰部に強い痒みが出るのが特徴で、男性の「インキンタムシ」と同じものとされています。女性の感染症では比較的かかりやすいと言われ、成功が無くとも発症することもあるそうです。掻きすぎによる炎症なども引き起こします。

 

原因:カビの異種のカンジダ菌という真菌によって引き起される腟炎です。この菌は粘膜、または消化器官や皮膚などに常在しており、空気中にも沢山存在しています。健康的な人も必ず持っている菌なので基本的には無害なのですが、疲れやストレスが原因で免疫力が低下している時に感染しやすくなってしまいます。

 

対策:抗真菌薬の内服、または外用にて治療していきます。予防策としては、免疫力を高める事、下着を通気性に良い物にする、デリケートゾーンを適度に清潔にする、などが言われています。何れも菌の繁殖を抑制することや、善玉菌を増やすことなどが基本となります。

 

 

トリコモナス膣炎

特徴:泡立った状態で、色は黄色や黄緑色になることが特徴です。感染後5日から1ヶ月ほどで発症し、炎症によって陰部の腫れや、痒みや痛みなどを感じます。排尿時や性交時に痛みを感じることもあり、かきむしると症状を悪化させてしまうので注意が必要です。悪化していくと免疫力が低下し、他の感染症にかかってしまう恐れもあるので、早めの治療を心掛けてください。

 

原因:性交で感染することが多い病気で、トリコモナス原虫により引き起こされる感染症です。この寄生虫は、宿主の体外に出ても水がある場所ならばしばらくの間は生き続けます。そのため、プールやお風呂場やトイレなどでも感染する危険性を持っています。

 

対策:メトロニダゾールやチニダゾールと呼ばれる、トリコモナス原虫の繁殖を抑制する抗原虫薬を服用することで対処します。この時期飲酒は厳禁で、服用期間の10日とプラス3日は禁酒してください。自然治癒はしないので、必ず違和感を覚えたら医療機関を受診してください。

 

 

.細菌性膣炎

特徴:生臭いおりものが続く事があります。排尿時の痛みや、膣外と内部に痒みを伴います。自身では症状に気付かないケースも多くあり、性交時にパートナーが異臭に気付くことで、細菌性腟炎であったことを初めて確認されることがあります。

 

原因:ダイエットや睡眠不足等の過度なストレスや、免疫の低下、抗生物質やピルの使用、過剰な膣内の洗浄などで発症します。上記2つと同様に細菌による膣炎ですが、この症状は特定の原因菌が存在しないことが問題とされています膣内の良性の常在菌であるラクトバチルスが減少し、何らかの菌が大量発生して起こるそうです。

 

対策:損なわれた膣内環境を回復し、「乳酸菌が元通り住み着いてくれる環境」を取り戻します。原因菌を特定し、その菌に有効な抗生物質を投与することで治療します。予防法は細菌感染を防ぐことや、ストレスなどを溜めないこと、免疫力が低下しないように気を付ける事などが挙げられています。

 

 

子宮内膜炎・卵管炎

特徴:魚介の腐ったような生臭い匂いが特徴的な黄色い膿のような状態になります。痒みの他、突発的な発熱や、下腹部が痛くなることもあります。血が混じるようなら不正出血の可能性もあり、妊娠中だと早産の恐れもあり、早めの対応が必要です。基本的には膣の入口付近から始まって、内側へと上行感染します。特に卵管などは一度菌が侵入しまうと簡単に炎症を起こしてしてしまうほど非常に弱いので気を付けてください。

 

原因:子宮内膜がさまざまな細菌に感染し炎症を起こすことで発症します。衛生的に問題のあるタンポンや、避妊具などを長い時間膣内に入れておくことで感染する事が多く、クラミジア等の性感染症が発展するケースもあります。

 

対策:細菌性膣炎とほぼ同様の処置を行います。血液や分泌物の検査で原因菌を特定し、その菌に有効な抗生物質を投与することで治療します。有効な予防法は細菌感染を防ぐことで、ウォシュレットで洗い流すなど、常に清潔にしておきましょう。

 

 

淋病

特徴:膿上の黄色いものになります。性感染症の中でも感染力が強く、潜伏期間があるため、感染後、3〜9日後に症状が表れるそうです。目に感染すると失明の恐れもあり、異常を感じたら医師の診断をお勧めします。症状が進むと不妊の原因や、子宮頸管炎や尿道炎も引き起こす場合もあります。しかも、自覚症状が無いことが多く、慢性化してしまう可能性が高い傾向にあります。

 

原因:淋菌という細菌によって引き起こされる感染症です。クラミジアと同様に喉への感染も認められ、口腔性交などでも感染していきます。また、妊婦の方が発症することで、赤ちゃんが結膜炎になる可能性が高まり、最悪の場合赤ちゃんも失明してしまうこともあります。

 

対策:ケニセフやロセフィンなどの日本性感染症学会の治療ガイドラインに沿った抗菌剤を使用して淋菌を除菌します。淋菌では薬剤耐性菌が問題になっており、薬剤選択には注意が必要となります。抗菌剤の服薬が終了した後、おおよその潜伏期間である一週間以上の休薬期間をおき、本当に治っているかどうか確認のために淋菌の治療判定検査を再度行うとより良いでしょう。

 

 

異物混入

特徴: 強い悪臭があるおりものが出てきます。膣内が軽く炎症を起こしている可能性があり、痒みや痛みを発症することもあります。痒みが伴う場合は、免疫力が低下したことによって雑菌が増殖してしまっている場合があります。

 

原因:膣の中にタンポンや避妊具を長時間入れたまま放置していると、雑菌が大発生してしまいます。病気ではないですが、膣内の自浄作用で、おりものが黄色くなります。膣の中は常に清潔にしておくことが大切ですので、異物が混入したままにならないように気をつけましょう。稀に「特殊なプレイ」とその残留物が起因することもあるそうです。

 

対策:対策というほどの物ではないですが、病院に行って取り出してもらうのが、一番早くて安全です。自浄作用で押し出されるかもしれませんが、細菌の温床になるケースもあり、入っている物によっては何かと危険なこともありますし、無理をすると傷をつける可能性も出てきます。また、タンポンの長時間使用や、トイレットペーパーのカスなどが残ったりしないように注意してください。

 

 

妊娠中

特徴:妊娠初期の症状として、おりものに変化がみられる場合があります。特に症状としては黄色いおりものがよく出るケースが多いとされます。このおりものの変化の症状は妊娠3週目のいわゆる妊娠超初期から出る場合があるため妊娠検査薬が反応するのは妊娠5週目なので、妊娠しているのか判断材料にすることができます。

 

原因:妊娠することによってまず、妊娠3週目に着床が起こり、子宮の収縮を抑えるために黄体ホルモンがたくさん分泌されるようになります。この黄体ホルモンは酸性の成分を持っていて、それが黄色に変色する原因とされています。基本的に妊娠初期に黄色いおりものが出ているのは自然な現象ですので、心配しなくても大丈夫です。

 

対策:これは病気ではないので、「とくにありません」。強いて言うならば、安静に、安らかなマタニティライフをお送りくださいとしか言いようがないです。ただ、必ずしも妊娠とは限らないので、異常が感じられた場合は婦人科に行くことは忘れないでください。

このページの先頭へ